米国AnalogManオリジナルペダルの仲間入りをするアジアからの新旋風 ARDX20 お披露目のため4度目の渡米を行いました。

AnalogMan Board1/2 AnalogMan Board2/2
AnalogMan's AnalogDelay ARDX20, KORG tuner, AnalogMan DISTORTION, TubeScreamer MOD, BI-COMP
Bi-Chorus(prototype), Phase90(original), King of Tone Ver.4, Peppermint Fuzz, Beano boost, Sunface

RE-J 2009年5月5日から渡米し、手狭になったため隣接するフロアまで拡張を施したAnalogManショップに直行。新作ARDX20の米国初上陸品10台を仕上げ、次回作となるペダルアンプのプロトタイプを一気に製作し、2009年5月9日に開催されたNY AmpShow 2009に出展を行いました。King of Toneの最終調整とPhilly Guitar Showでのお披露目のため渡米した2003年11月を思い出しつつ、いつものように日本時間(つまり米国の深夜)に一人黙々と働く毎日。過去に例をみない至極の達成感を味わった『復活!JAPANアナログ黄金時代』ツアー 第4段 AnalogTrip2009/USA となりました!

BOSS DC-2とEV-5を使ったARDX20のデモ演奏(RE-J作)、ペダルアンプとAnalogMan/Mike(NY AmpShow 2009にて)
ARDX20 DEMO1 PedalAmp+G27
AnalogMan's AnalogDelay ARDX20 / PedalAmp + Leslie SPEAKER(G27)

RE-J Analog Man Asia の発足!

RE-J Projectとしての完全オリジナルペダルとなるARDX20の開発に対して多大なる協力をしてくれたみなさんに感謝の気持ちを表したいと思います。
心から感謝しています。多謝!非常感謝!ありがとう!Thank you so much!!! この度の開発で得られたアジアに広がるネットワークを活かし発展させながら、今後も続々と優れたペダルを世に送り出すために、『Analog Man Asia』を発足しRE-J Projectがその中核となり活動していくことでMikeと意見が一致しました。

この構想に基づき、ARDX20を含むRE-J Projectによる企画開発ペダル、およびKing of Toneを含むAnalogManオリジナルペダル全機種を、インターネットを介した直接取引きによりアジア全域に提供します。 ただし、Analog Man Asiaがペダルを提供する対象はプロギタリストの方または自らの楽しみのため演奏をされる特定可能な個人の方であって、RE-J Projectの立ち上げ当初からの理念に基づき、店頭販売や転売を目的とする方面は直接の提供対象となりません。


RE-J 門田師匠によるARDX20のデモ演奏!

台湾台北在住のプロギタリストであり、Analog Man Asiaの台湾本部長とも呼べる門田師匠こと門田英司さんによるデモ演奏をお楽しみ下さい。門田師匠のその奥深く温かい人間性から優しく心に沁みる地味な演奏ですが、耳を澄まして聞いていただければAnalogMan/RE-Jが目指した『音』を確実に自分のものとし、様々な音色が匠に使いこなされていることにお気づきいただけると思います。 特筆すべきは、骨太な芯の太い生音を特徴とし、古典的ギタリストが敬愛してやまないベースアンプヘッド Fender Bassman 50 が使われていることで、リバーブ音のように聞えますが実はARDX20による残響音だけです。門田師匠『玩琴工房』の詳細はこちら>>玩琴工房
AnalogMan's AnalogDelay ARDX20 Fender Bassman 50
Fender 1954 Strat > Analog Man Comprossor > Analog Man Chorus > ARDX20 > Fender Bassman 50
NO REVERB!!!



Fender 1954 Strat > RE-J TS-808/808/Silver+ > RE-J BD-2/Pro+ > ARDX20 > Fender Bassman 50
NO REVERB!!!


RE-J ARDX20の開発経緯について

私にとってもAnalogMan/Mikeにとっても、ARDX20の前作であるAR20DLはそれなりの成果を得られた企画でした。アナログディレイに対する根強い人気と高い要求のある米国においても、音に対する一定の水準の評価は得られ、外観や機能に対する不満はあるものの、お気に入りのペダルに加え愛用してくださった方は当初の予想よりもずいぶんと多かったのです。 新しいアナログディレイペダルであるARDX20をやっとリリースできる段階となった今だからお知らせしますと、一番の問題は「あまりにもAR20DLの調整に時間がかかった。」ことでした。供給が全く追いつかなかっただけでなく、妥協のないものを送りだしたいというRE-J Projectチーム内には時間的な壁もさることながら、2007年後半から精神的な面においての限界に突き当たったいました。 結果、徐々に提供スピードはスローダウンし、全く新しい作りと機能を持ったアナログディレイペダルであるARDX20の構想ばかりが頭の中に蓄積していきました。 「もう新しいものを開発するしかない!」そう決断した私は2008年から以下の基本仕様を基に、新しいペダルの試作・検証と設計に移り、2008年6月設計を終えた図面を上海の友人経由で武漢のDuWei先生に送り、試作品の製作依頼を行いました。
基板のパターンレイアウトも含めて完全に設計を終えていたとは言え、最初の試作品を受け取るのに3ヵ月を要し、2008年10月試作品に対する改良要望点を添えて量産の依頼をする時がついにやって来ました。 ところが、ここでまたしても大きな問題(その後の展開を考えれば、問題というよりも大きな『転機』だったようです。)が生じていました。 武漢のDuWei先生の身辺にビジネス上のトラブルが生じており、「しばらくの間対応ができなくなってしまった。」「使おうとしていたケースが金型の版権の問題から使えなくなってしまった。」との知らせが入りました。 珍しく一瞬悩みましたが、我々の進む道は『DuWei先生と一緒に始めたプロジェクトであり、彼とこのまま進める。』ことに変わりはなく、その意思とともに「一旦スローダウンしてもかまわないから、最後までやろう!」「この際だからケースのデザインを変え、新しく金型を起こそう!」と伝えプロジェクトを再開しました。 ここからさらに3ヶ月の期間を要しましたが、ついに我々専用の新しいケースが完成し、外観から内部までどこにも妥協のないペダル、完全にRE-J Projectのオリジナル品と呼べるペダルが完成していました。そしてその頃には、なんとDuWei先生は、自らの新会社を設立していたのでした。

今回正式公開するARDX20には、こういった苦難の道のりと多少ではない遠回りを経たことにより、一般的な市販品には比類するものがない多くの機能が当初から備わっており、さらに以下のような我々独自の機能および特徴が追加で与えられました。

AnalogMan's AnalogDelay ARDX20 AnalogMan's AnalogDelay ARDX20 Label


AnalogComputer/CAMTAC/RE-J Project
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