RE-J Project よもやま話(10周年メッセージ) 2012/02/06


RE-J Project立ち上げ10周年を迎えることができました。少々信じられない気持ちです。みなさん、ほんとうにありがとうございます。Thanks All!!!『優れた音を、できるだけ多くの方に、リーズナブルな対価で提供する』というRE-J Projectの活動方針そのものはなんら変わることはありません。11年目の活動は、原点回帰と再出発をテーマとします。私にとっても、みなさんにとっても更なる発展の年となりますように。


to AnalogMan to RE-J Top

We do pedals right!

より良い音を奏でることを目的としたアナログ回路の調整は本当に難しいのです。我々は正しい調整を施した後にだけ得られる素晴らしい音、プレイヤーが自由自在に操れる『声』とも呼べる音色を得るために努力しています。


RE-J King of Tone に続くもの

2003年11月、Phillyギターショー出展に合わせて渡米し、AnalogManオリジナルOverDrive『King of Tone』の最終チューンとお披露目を行いました。この写真のKing of Toneは、2003年渡米時に最終調整したうちの1台をかろうじてキープした私個人所有のシリアルNo.10です。Phillyギターショーが終わった後、Jim Weiderが直筆でサインとメッセージ「Thanks CAMTAC for Finding the Big NOTE!! Jim Weider」を書いてくれました。

CAMTAC King of Tone Serial Number10 November 2003 CAMTAC King of Tone Serial Number10 November 2003

あれから早くも8年を超える歳月が流れました。実は2003年11月時点でMikeが試作品のアナログディレイを既に作っていたのです。しかし、その後King of Toneの待ち期間が全く減らないことなどもあって、その試作品の開発は棚上げとなってしまい、結局私が2006年にAR20DLを提案し、完全新規設計のAnalogDelay ARDX20(2009年5月リリース)と、それに続くコントローラーAMAZE0(2010年12月リリース)の開発まで続けて行いました。この過程で、アナログエフェクトの製作として最も困難な一連の開発プロジェクトが収束しました。

AnalogMan's AnalogDelay ARDX20 and AMAZE0 for ARDX20 AnalogMan's AnalogDelay ARDX20 Rev.3

2011年11月、より一層の信頼性向上とRoHS対応のため手がけた改良型のARDX20 Rev.3を軌道にのせた後、私とMikeは「次なに作る?」とアイディアを出し合いました。多くのユーザーからのリクエスト、極めてたくさんの構想の中から最高の優先度に設定されたのは、やはり「 King of Tone に続くもの」すなわち「 Prince of Tone 」でした。ということで、ちまたにある星の数ほどの歪みペダルにいまさら対抗してみたいと思います。既にARDX20,AMAZE0の開発実績があるため、設計・試作のやりとりは随分と効率的に行えるようになりました。今年前半のリリースを目指し、私ならではのこだわりを込め、RE-J Project初のオリジナル歪みペダル、『 Prince of Tone 』を世界に向けて送り出したいと思います!ご期待ください!

AnalogMan's CustomOD pedal, Prince of Tone AnalogMan's CustomOD pedal, Prince of Tone AnalogMan's CustomOD pedal, Prince of Tone Serial Number1 AnalogMan's CustomOD pedal, Prince of Tone Serial Number1

♪RE-J Project 『復活!JAPANアナログ黄金時代』ツアー 第5段♪

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