RE-J Project よもやま話(6周年メッセージ) 2008/02/06


RE-J Project立ち上げ6周年を迎えることができました。ほんとうに、ありがとうございます。『優れた音を、できるだけ多くの方に、リーズナブルな対価で提供する』というRE-J Projectの活動方針そのものはなんら変わることはありません。しかし、限界まで延びてしまった納期を短縮すること、そして今まで以上に幅広い選択肢をみなさんに提供すること、この2点を7年目の活動のテーマとします。私にとっても、みなさんにとっても新たなる展開の年となりますように。


RE-J RE-J Project作業工房の設置

おかげさまで、『ドリームプロジェクト』と称した AR20DL/Pro+ の展開が予想しないほどの作業量を生む結果となりました。これに加えて、私自身が日常なすべきことが今まで以上に増えたため、私と同様の作業技術を持つ旧知の友人にAR20DLの基本作業を委託しています。しかしながら、絶対的な作業量の増加、相対的な時間の減少はとどまることがありません。このため、旧知の友人および我々を支援してくれるスタッフと存分に作業を行なえる場所を共同で用意しました。それがRE-J Project作業工房です。

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RE-J モディファイ済みペダルの提供開始

私の活動の原点は、みなさんが既にお手元に所有しているペダルに対する「良い音への修理」です。このコンセプトにこだわってきた理由は、既にご自分がお使いになられているものだからこそ、とても気にいっている部分と、ややストレスを感じたり改良したい部分を明確に把握しておられ、良い点を残して不満を解消する「良い音への修理」の効果と価値をはっきり体感いただける可能性が高くなるからです。ですが、私を支援してくださるプレイヤーの絶対数の増加から、既に当方のモディファイの効果を把握された方に対して2台目以降の提供を容易にする必要性が生じていました。この考え方を基準として、TS-9/808/Silver、BD-2/Super、BD-2/Pro+、DS-1/Proの定番モディファイ作品については、あらかじめモディファイ済みペダルを用意したいと考えています。具体的な手法については今後詰めていきます。

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なお、BD-2/SuperとDS-1/Pro、とりわけBD-2/Superについては、米国AnalogManからの輸入品に関する情報が必要以上にインターネット上に氾濫してしまった兼ね合いから、RE-J ProjectがBD-2/Superの純正の提供元である事実が薄れ、あたかもこれらの高額輸入商品の販売を私が企画しているかのような不本意な誤解が生じかねない状況に対して危機感を高めています。 私は、開発当初からTS-9/808/SilverとBD-2/Superを店頭販売の商流に展開することを避けてきましたが、その理由は、その革新的な音ゆえにとてつもない高値で売買されることが必至であったこと、および私がそういった高値での販売を望まず開発したものであったことによります。米国AnalogMan/マイクにこれらの技術を提供した理由は、畳の上に乗った日本発の良い音がギター大国である米国において、本物のプレイヤーに正当に評価されることを夢見たからです。


RE-J 『ドリームプロジェクト』第2段

『ドリームプロジェクト』第2段、未だ夢の段階ですが、今まで以上の使命感を感じる多忙な毎日をかいぐって、少しでも早い時期にキックオフしたいと願っています。これからもどうぞよろしくお願いいたします!


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