♪前書き♪:
『復活!JAPANアナログ黄金時代』ツアー 第5段 AnalogTrip 10th anniversary 2012/USA!!! と称して、5度目の渡米を行い、新作 Prince of Tone をお披露目してきました。
今回は思うところあって台湾台北在住のプロギタリスト門田師匠を誘ってみたところ見事に参加決定!2012年6月10日に成田空港で門田師匠と合流し一緒に渡米、現地ではPrince of Toneの最終調整を手伝ってもらったり、いろんなイベントに参加する合間にデモ演奏の構想を話し合ったりしました。
ニューヨークでは、 "Marillion" と Will Lee率いるビートルズ再現バンド "The Fab Faux" の2つのコンサートで素晴らしい演奏を堪能し、有名なギターショップへも訪問しました。(エフェクトの数、多すぎ.....)週末には、Mikeの参加するバンドの野外ライブ演奏が予定されていたため、このバンド練習に参加し、本番の野外ライブ演奏へもゲスト出演しました。(私は音響調整が主で、酔いどれソロ乱入でしたが。)
前回2009年の渡米(ARDX20のお披露目、NY AmpShow 2009への出展)の際は、日本時間(つまり米国の深夜)に一人黙々と働く毎日でしたが、今回はみんなと一緒によく働き、よく食べ、よく遊び、よく話し合った毎日でした。
とりわけ、AnalogMan最古参のペダル製作者・マスタービルダー Zumba Ayako 51 とは、お互いのいろいろな苦労話をしながら、未来に向けてAnalog Man Asiaの結束を深める良い機会となりました。
そんなこんなで、やっと Prince of Tone をリリースできたので一休みと思いきや、いつものように新たなペダルの構想が沸き起こってきます。束の間のVintage Effect Pedalとの対話もそこそこに、いつか AnalogMan Vintage Effects Museum の研究員になることを夢見て帰国の途(機内爆睡)につきました。
ひとまず、10周年おめでとう!これからも(そこそこ)がんばろう!
AnalogMan/RE-J コラボレーション10周年記念モデル Prince of Tone !
AnalogMan/Mikeからの直々の依頼に基づき開発されたRE-J Project初のオリジナル歪みペダル『 Prince of Tone 』(略称:POT)とは、単刀直入・手短に言えば、 King of Tone Ver.4 に搭載されていた2台分のオーバードライブ回路の1台分を小型のケースに納めたペダルだと表現できます。その名のとおり、KING(王)直系の分身がPRINCE(王子)であり継承者です。しかし、細かなこだわりに言及すれば、決してそれだけではありません。
POTは、2003年11月にリリースされた King of Tone の威厳ある『音』を継承すべく開発されましたが、王を継ぎつつも、王子らしく次代を担う新しさ(改良点)も兼ね備えています。POTに付加されたデザイン、音の特徴、守備範囲の広さなどを紹介します。
- King of Toneの半分程度の横幅のケースに、King of Tone譲りの紫色(皮模様風表面仕上げ)+輝く金色文字のロゴを纏います。
- 王家の紋章『コンパスロゴ』の中心に搭載されたLEDが、エフェクトON時に赤く光ります。この配置にこだわるため、フットスイッチの位置を工夫し、電池は他のペダルでは全くと言ってよいほど採用されない縦位置に収納されます。
- 入力と出力のジャックに加え、AC/DCアダプター入力ジャックもTOPサイドに搭載されます。これにより、2台はおろか何台でも隣り合わせに配置することが可能です。2台並べれば King of Tone Ver.4 と同等となります。
- パネル面に標準搭載されたモード切替えスイッチ(OD,BOOST,DISTの3種類)により、3通りの基本音色を選択することができます。
- ODモード:King of ToneのOverDriveモード(Ver.4でREDサイドに標準設定)の音と同等です。
- BOOSTモード:King of ToneのCleanモード(Ver.4でYELLOWサイドに標準設定)の音と同等です。
- DISTモード:POT独自の改良版であり、咆えるような響きと独特のMarshall風の倍音と鳴りが特徴です。
- 内部に実装された小形DIPスイッチにより、新たな音の守備範囲が与えられています。
- DIP-SW1:LO-MID liftスイッチ、中低音域を少し持ち上げます。
- DIP-SW2:TURBOスイッチ、より一層音が圧縮され、濃厚な音色が得られます。
- 両方をONにすると、DISTモードとの相性が抜群です。
- POTでは複数台のペダルの同時利用(手前からPOTをブースト)で得られる音についても開発時に考慮されており、控えめな歪み感であった King of Tone に比べて、極めて濃厚な歪みの領域までもが守備範囲となっています。
AnalogMan Prince Of Tone / Maximum DRIVE setting combined with internal DIP switches
AMAZE TONE / YouTubeへのリンク
♪POT Kadota Demo -YouTube♪
入手について
米国AnalogManのほうへの供給が当面最優先となりますので、当方のWebサイトにて一般頒布のご案内を行える状況にありません。リリース直後ということで、現時点では米国にて取り合いの様相があり、10個程度を販売にだしても数分程度で即売となってしまいます。この状況が改善するまでには最低でも3ヶ月程度の期間を要すると思われます。
POTの入手を希望されるみなさんには、こまめにAnalogManのWebサイト(より正確に言えば buyanalogman.com )をチェックしていただくことが入手に関する最速・最善の策であることをお知らせします。残念ながら当分の間、在庫補充した瞬間しか Buy now ボタンが現れないため、買い上げることが非常に困難だと思われます。これらの実情についてのご理解をお願いします。